産後2週間。
新しい家族3人での暮らしが、ようやくスタートしたばかりでした。
そんな中、普段はおっとりしていて、冷静な夫の様子に変化を感じはじめます。それは本当に些細な変化でした。
具体的には──
- 話しかけると、追い詰められているかのように、いつもより早口で声が上ずる
- 同じミスを何度も繰り返す
- 気をつけてほしいことを伝えようとすると「ごめんなさい…」と下を向く
料理も掃除も、赤ちゃんのお世話も。
慣れないながらも一生懸命こなしてきた夫。
でも、突然の変化に、心も体もついていかなくなっているのが伝わってきました。
だけど。
私自身も、余裕なんてなかったんです。
縫われた傷は痛むし、骨盤もガタガタ。
夜中の授乳で寝不足になり、体も気持ちもボロボロ。
イライラしてしまう自分にも、さらに落ち込む毎日。
──これが「交通事故レベルのダメージ」と言われる出産か。
そんなことをぼんやり思いながら、
「夫を支える余裕なんて、私にはない」
と、限界を悟りました。
そして私は決めます。
「産後ケア」と「実家」に頼ろう。
今思えば、産後ガルガル期で、夫以外と関わりたくない、と里帰りをせずに夫のいる家へ退院したことも、
夫の負担を大きくしてしまった一因だったのかもしれません。
私は実母に連絡をし、
- 実家に連泊
- 少し間を空けて、1泊2日の産後ケア施設へ
というプランを組みました。
次回は、「実家でどのように過ごしたか」についてお話しします。