〜ボロボロの心と身体が、じんわり回復した2日間〜
実家に少しだけ帰って、あらためて思った。「私、まだ全然回復してない…」。
夫も無理をしていたことに気づき、私自身も限界を感じていた頃。ようやく重い腰を上げて、申し込んでいた産後ケア施設へ向かいました。
私の住んでいる自治体では、1泊なんと4500円。医療ケアをこれだけの金額で受けることができるなんて・・・ありがたい制度です。
施設に着くと、まずは優しい看護師さんが笑顔で迎えてくれました。それだけで、すでに少しホッとしました。
「どんなふうに過ごしたい?」と丁寧に話を聞いてくれて、私は「希望した時と授乳の時以外、赤ちゃんを預かってほしい」「母乳もこの調子でいいのかわからない。教えて欲しい」とお願いしました。
それを聞いて「いいですよ」と即OK。
がんばってた私にとって、その一言が涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
助かった…母乳量チェックとアドバイス
ここで助かったことのひとつが母乳量の測定。
産院では自分で測るスタイルだったので、看護師さんが日中から夜間まで、毎回子を預かって測ってくれるのは本当にありがたかった!さらに、子の生活リズムを考慮した上で、どういう授乳間隔で進めていったらいいか、教えてくれた。
さらに「うつ伏せ遊びって、低月齢から始めていいんですよ。目安は月齢×10分くらい」と教えてくれて、帰ってからの育児に前向きになれるアドバイスもたくさん。
ごはんがとにかくおいしい
何より感動したのがごはん!
母乳や身体の回復のために栄養バランスが考えられていて、しかもおいしい。
自分じゃこんなに品数作れない…と思わずつぶやいてしまいました。
参考程度に、産院と産後ケア施設のご飯の画像を載せておきます。


子の表情を“今しかない”形で残してくれた
預かってもらっている間に、看護師さんがいろんな表情の写真をたくさん撮ってくれていたのも感動ポイント。
余裕がなく、寝顔しか撮れていなかった私たちにとって、笑顔やキリッとした顔の写真は、まさに宝物。
データももらえて、本当にうれしかった…。
【これから出産する方へ】産後ケア、準備しておいて欲しい3つのこと
- 出産前に申請しておこう!
→役所や自治体HPから申請書を取得。1ヶ月ほどで「承認書」が届き、これが施設利用に必要です。妊娠中に申請できるので自分は必要ない、と思わないように!使うかは分からないけど申請しておいて損はない! - 利用したい施設をリサーチしておこう
→自治体が一覧を出していることも。
施設によって「夜間預かり可」「医師が常駐している」など違いがあるので、自分の希望と合う場所をチェック。 - おすすめは“連泊”での利用!
→連泊利用可能なら(自治体による)、退院→そのまま産後ケアへ…という流れが理想的かも。
私も「最初からここに来ればよかった」と後悔しました。リサーチした際に、併せて問い合わせてみるのもいいかも
出産のダメージと寝不足でボロボロだった身体、ここにいればもっと楽に回復できたんじゃないかな?
産後ケアは贅沢でも、弱音でもなく、「必要なサポート」だと、私は実感しました。