妊娠中のおはなし

妊娠中のマイナートラブル〜腰痛・便秘編〜

妊娠中って、体調の変化が本当にたくさんありますよね。今回は、妊婦さんの中でも悩む方が多い「腰痛」「便秘」について、原因や対策、そして私自身の体験談を交えて薬剤師視点でまとめてみました。

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妊娠中の腰痛について

妊娠中期〜後期にかけて、私は腰の重だるさに悩まされるようになりました。

妊娠中の腰痛の主な原因は、

といったものがあります。やはり、お腹の中で赤ちゃんを育てているので、週数が進めば進むほど腰回りが痛くなりますよね。

一方で、泌尿器疾患や切迫早産などが原因の腰痛もあるので、いつもと違う痛みを感じたら早めに受診してください。

腰痛対策は?

私のやったこと

私はとにかく骨盤ベルトに頼っていました。

また、背もたれのある椅子に座って、時々姿勢を見直すようにしていたのも良かったと思います。

薬ママ
薬ママ

妊婦さんへの痛み止めはアセトアミノフェンが使われるから、NSAIDsの飲み薬や湿布を使うことは避けてね。

市販薬にはカフェインなど妊娠中に摂取を注意が必要な成分が含まれているものもあるので自己判断で服用しないほうが良い。

妊娠中の便秘について

妊娠中は、便秘になる方も多いと聞きます。

原因は主に、

  • ホルモン(プロゲステロン)の影響で腸の動きが緩やかになる
  • 大きくなった子宮が腸を圧迫して動きにくくなる

といったことが関係しています。

便秘対策は?

セルフケアだけでは改善できないくらいに悪化する便秘もあります。ここで注意したいのが、自分の判断で便秘薬を使わないこと!便秘に効果があると言われるセンナ茶も危険!

薬ママ
薬ママ

今まで漢方を服用してた人も、漢方だからと言って、安全とは限らないよ。

妊娠中は大建中湯という漢方が使用されることが多いので、これ以外を元々服用している人は主治医や薬剤師に相談してみてね。

「腸を刺激するタイプ」の薬は妊娠中は禁忌とされている場合があるので、市販のお薬を使われている場合は主治医に相談・必要に応じて処方してもらってください。

私のやったこと

これに関しては正直、特にないです。もともと1日2-3回便が出るタイプで、生理前なんかはさらに回数が増えるくらいゆるめのタイプ。

強いていうなら、妊娠中、必要な水分量も上がったのか、1日に800mlの水筒2本分+ペットボトル500mlを仕事中だけでも飲んでいました。

これを聞いて、いっぱい飲まなきゃ!となるのではなく、妊娠前よりこまめな水分補給、これを意識してみてください。

終わりに

妊娠中の不調って、「仕方ないよね」と流されがちですが、ちゃんと対策をとれば、少しでも楽に過ごせることも多いです。

体の声に耳を傾けつつ、無理しない毎日を過ごしていきましょうね。

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  • この記事を書いた人

薬ママ

・在学中にサプリメントアドバイザーを取得(現在は更新してない)・薬剤師になり、勤務開始 ・転職し、家計や働き方を見直す ・2年後、1児の母になり、妊娠・出産・育児について勉強しながら、薬剤師目線の情報を発信中 ・育児・お薬・家計のことに全力投球

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