出産後、夫にお願いしたあれこれ
出産してからの5日間、病院での生活に少し慣れた頃、母子の退院日がやってきた。
退院したその日から、夫は容赦なく育児デビュー。
私はというと、お股を切っているため、座るだけでも激痛、授乳の度に訪れる後陣痛…。出産は交通事故という意味を理解するには十分すぎる痛みを感じていました。
とにかく最初の指示は「家事全部よろしく」&「授乳のたびに円座クッションをセットしてくれ」でした。←ここ、めっちゃ重要。まさか、円座クッションがこれ程必要になるとは思いませんでしたが、自分の体重が穴が空いているところにかからないだけで、全然痛みが違いました。
退院してからもベビーの要求はたくさんあるからてんてこ舞い。夫なんか、想像以上の忙しさにヒイヒイしながら対応。
合間を見て、オムツ交換の仕方や私がやっていた名もなき家事(洗剤の補充・ストックを確認してからの買い物メモなど・・・)をひとつずつ伝授。
元々夫は料理が大の苦手で、「やりたくない」と思っていたのだろうな、と思う。それでも力になりたいと思っていたのだろう、試行錯誤した結果、なんと毎日ひたすら“鍋”生活。
でも野菜もタンパク質も摂れて、これがママの身体にとって最高の栄養となった。
オムツ交換とハプニングの連続
そして、かなり手こずっていたのがオムツ交換。交換の度にベビーが半ケツ状態で私の内心はヒヤヒヤ、パパはあたふた。
更に、タイミングが悪いと“うんちテロ”も発生…(あるある)。
一番ひどかったのが、沐浴終わって、バスタオルに乗せたらタオル上でもりもり出されたことかな・・・。顔にも服にも散って、疲れた身体に追い打ちをかけるように、げっそりさせられたのを覚えています。
オムツはムーニーを使っていました。お尻ガイドが視覚的にわかりやすくて、夫の苦手意識を見事に打破してくれました。「ママだけじゃなく、誰でもできる」商品を選択することが大事な事例でした。
終わりに
全てがはじめて、何が正解かわからない中で、まず大事にしたのは、
「赤ちゃんのいる空間に慣れること」。
そして、初めてのことはできなくて当たり前。怒りたくなる気持ちをグッと堪えることも、夫が育児に参加する上で、大事だと思いました。
家も夫婦も、一緒に“新しい暮らしの空気”を育てていく。そんな最初の数日でした。