赤ちゃんのおはなし

オムツかぶれ、予防と治し方〜ワセリンと亜鉛を含む軟膏どっちがいい?〜

赤ちゃんの肌トラブル、あるあるのひとつが「オムツかぶれ」。

ちょっとしたことで赤くなったり、痛そうに見えたり…見てるだけでこっちがツライ!

実はこのオムツかぶれ、ちょっとしたコツでしっかり予防&改善できるんです。

今日は私が薬剤師として&ママとして実践してるケア方法をご紹介します!

汚れたオムツは、できるだけ早めに交換。

長時間つけっぱなしだと、ムレや刺激でお肌がダメージを受けやすくなります。

「できるだけたくさんのおしっこを吸収してから交換したい!!」

その気持ち、すごーーーく分かります。おむつ代だって安くないし・・・。

けれど、もし、かぶれて皮が剥けてしまうと・・・?お金以上にママたちの身体的な負担が増えちゃうかも・・・。これについては、次に書いてみますね。

かぶれがひどいときは、おしり拭きを使わず、洗浄ボトル(ペットボトルに穴を開けた簡易シャワーなど)で流すだけでもOK!

そのあと、できるだけしっかり乾かす&しばらくオムツを外して休ませるのがポイントです。

上記の内容「やさしさ重視」ではあるけれど、

ワンオペ育児で時間に追われていると、やりたくないのが本音・・・。

と、負担に感じて追い詰められるママさんも多いはず。私もそうでした。

だから、かぶれがひどくなる前の予防が大切!!

私は自分のできる範囲で以下のことを実践しました。

ふき取りのときは、「拭う」というよりも「押し拭き」をする。

 これは赤ちゃんのわずか1mmの皮膚を擦らないことでダメージを与えない拭き方になります。

・オムツ交換の際、毎回お股を観察する。

  • いつもより赤くないかな?
  • ところどころ赤い点々ができてないかな?

と、見ることで赤くなる前に病院へ行き、ケア方法を教えてもらえる適切な軟膏を処方してもらえる、というメリットがあります。私はオムツ交換の際、軟膏を塗ることでオムツかぶれの予防ができました。

もちろん、我が子の負担を減らしたい、と考えているママさんは洗浄ボトルを利用してみる、というのも素敵です。

自分はこれならできる、ということを実践していただければ・・・と思います。

おしりが赤くなったときは、薬剤師的におすすめなのが

酸化亜鉛を含んだ軟膏(亜鉛華軟膏など)。

ママさんの中には、ベビーワセリンを使っている方もいるかもしれません。肌をうんちやおしっこから守ることはできるけど春から夏にかけてはオムツの中が蒸れやすいから、反対に汗疹になる可能性もあります。

だから、水分を吸収してくれる亜鉛華軟膏の方がいいんです!

お股を観察してあげて、かぶれているところは保湿して、その上から亜鉛華軟膏を塗るといいよ!

この画像は亜鉛華単軟膏なんだけど、かなりこってりクリーム状になっているのがわかると思います。

これをうすくじゃなく、たっぷり厚めに塗るがコツ!

でも毎回じゃなくても大丈夫。必要なときだけでOKです。(私はサボって1日2回だった)

病院のみならず、ネットで買うこともできるので、時間がない、という方はネットで購入することも一手です。

もう1つ、気をつけてほしいことがあります。

かぶれている場所はたっぷりの泡で優しく洗うことがポイントになります。

が!亜鉛を含む軟膏ってかなり硬いんですよね。

ですので、お風呂の前にベビーオイルで亜鉛華軟膏をふやかしてあげると、取れやすくなります。

3〜4日で改善しない場合や、

  • 赤みがどんどん広がる
  • 赤いぶつぶつがたくさん出てる
  • ジュクジュクしてる、皮がむけてきた

こんな症状があるときは、カンジダ(カビ)や細菌感染の可能性も。

そんなときは無理せず、皮膚科や小児科を受診して、必要なお薬を使いましょう!

オムツかぶれは、気をつけていても誰にでも起こるもの。

だからこそ「ちゃんと予防する」「悪化したら落ち着いて対処する」この2ステップが大事。

無理のない範囲でできることからオムツかぶれ予防をしていきましょう。

  • この記事を書いた人

薬ママ

・在学中にサプリメントアドバイザーを取得(現在は更新してない)・薬剤師になり、勤務開始 ・転職し、家計や働き方を見直す ・2年後、1児の母になり、妊娠・出産・育児について勉強しながら、薬剤師目線の情報を発信中 ・育児・お薬・家計のことに全力投球

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