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【体験談あり】赤ちゃんのお尻以外の蒙古斑、将来消える?レーザー治療の説明を受けてきました

赤ちゃんの肌って、ふわふわで柔らかくて、本当に宝物のようですよね。

でも、そんな赤ちゃんの肌に、気になる「あざ」があると、親としてはどうしても心配になってしまいます。我が家のベビーも、生まれたときからお尻以外の場所に蒙古斑のような青いあざがありました。小児科の先生には「異所性蒙古斑」と言われ、自然に薄くなることもあるけれど、将来的に残ってしまう可能性もあるとのこと。

悩みに悩んだ末、形成外科でレーザー治療の相談をしてきたので、今回はその内容をシェアします。同じように悩んでいるママパパの参考になれば嬉しいです。

そもそも異所性蒙古斑とは?

蒙古斑とは、赤ちゃんのお尻に見られる青みがかったあざのこと。でも「異所性」とつく場合は、お尻以外の場所――背中や腕、足などに現れるものを指します。特に、顔にできたものを太田母斑と言います。

通常の蒙古斑は成長とともに薄くなることが多いですが、異所性蒙古斑は残ることも多く、治療対象になることがあります。

これが実際、腕にあった蒙古斑

レーザー治療ってどんなもの?受けた説明のポイントまとめ

今回相談した形成外科では、すべてのレーザー治療を日本レーザー医学会認定医が行っているとのこと。私たちが受けた説明内容を簡単にまとめてみました。

治療は長い期間がかかる。出生後、早めに治療を開始する方がいい

治療に使われるレーザーはピコ秒レーザー。皮膚の深部にある色素に働きかけるもので、メラニンを少しずつ薄くしていく作用がある。異所性蒙古斑にも効果があるとのこと。

数ヶ月ごとに繰り返し治療する必要があり、肌の状態や母斑の色調によって間隔や回数は変化します。皮膚が薄い赤ちゃんの時期、早期に治療を開始する方が、大きくなって治療するよりも少ない治療回数でよい結果が出ることが知られています。

保険が適用されるのは一生に5回まで

これ、大事なポイントです!

保険適用内で治療できるのは一生で5回まで。5回で消えない場合は自己負担が発生しますが、乳幼児は公費負担があります。先生に確認したところ、蒙古斑の場所が違えば、それぞれで5回保険適用できるそうです。ただし、自然に消える可能性があるものは全額自己負担になることもあるので、医療機関で確認が必要です。

✔ 完全に消える保証はない

治療後も赤みや茶色の痕が一時的に残ったり、元の状態よりも目立つことも。あくまで“改善”を目的とする治療であって、“完璧な美白”ではない点は要注意です。実際にこんな風になるよ、といくつか症例を見せてもらいましたが、うっすら白く跡になっている状態や薄くはなったけど、まだ少し残っているという症例がありました。

治療当日の流れと注意点

  • 治療の前日は剃毛。(赤ちゃんは特に必要ないとのこと)
  • 輪ゴムでパチンとされるような痛みがあるので、麻酔としてリドカインテープを使用する。貼付してから1時間効果が現れるまで待機。
  • レーザー照射時間は患部の大きさによるが、10〜30分程度。
  • 処置後は点々とした出血が見られ、小さなカサブタになる。ニキビのような赤いぶつぶつになったり、痒みを伴ったりする場合もある。その後は紫外線防止・摩擦防止が大切で、UVカットのクリームやテープ、軟膏を使って丁寧なスキンケアが必要。
  • 泣いて吐く子がいるため、処置の2時間前に授乳を終えること。

今後の治療方針と私の気持ち

我が家では、今すぐに治療を始めるかどうかを再度家族で話し合い、治療を受けることにしました。

いろんな考えが頭を巡っていますが、誰かの一言で傷つく原因になるものは取り除いてあげたい、というのが率直な思いです。

私ごとにはなりますが、今でも忘れられない言葉を鮮明に覚えています。高校生の体育の授業中でした。私は活発なタイプでなかったため、外もあまり出歩かず、それも相まって肌の色が白かったんです。友だちと体育座りして喋っている時に、先生がやってきて適当に話をしている最中。

「色白って七難隠すっていうけど、隠れてないよね、毛。」

そう言われてカーーっとなるのを感じ、それと同時に、

剃ったのに・・・どうしてそんなことを言われないといけないの?

と思いました。高校生という多感な時期に言われたこと、先生は悪気はなかったかもしれませんが、今でも覚えているくらいあの時は傷つきました。

たかが蒙古斑と思うかもしれませんが、同じ色白のこの子が誰かの言葉に傷ついたら・・・。そう思うと、治療して目立たなくしてあげたいんです。

そうして、先生と相談して治療の際、まずは貼るタイプの麻酔はせずに処置をしてみることにしました。このように決めたのには、

  • 蒙古斑の範囲が比較的狭く、レーザー照射自体は10秒ほどで終わる
  • 麻酔をして1時間を病院で待つことが我が子のストレスになる
  • 授乳を処置の2時間前に計画的に済ますことが難しいかも

と考えたからです。もちろん、先生が判断して麻酔した方がよければ使用するつもりです。

とにかく繊細な赤ちゃんのこと、同じように悩んでいるママやパパがいたら、まずは皮膚科や形成外科で相談してみるのがおすすめです。

きちんと説明を聞くだけでも、心が少し軽くなりますよ。

続きの記事では、実際に治療を開始した際の体験談や、使用したアイテムのレビューもしていく予定です。気になる方はぜひブックマークしてね!

  • この記事を書いた人

薬ママ

・在学中にサプリメントアドバイザーを取得(現在は更新してない)・薬剤師になり、勤務開始 ・転職し、家計や働き方を見直す ・2年後、1児の母になり、妊娠・出産・育児について勉強しながら、薬剤師目線の情報を発信中 ・育児・お薬・家計のことに全力投球

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