赤ちゃんのおしりや背中、腕などに現れる青あざのような「蒙古斑(もうこはん)」。自然に薄くなるケースが多いですが、中には残りやすい部位や色素の濃さから、将来のためにレーザー治療を選択するご家庭も少なくありません。
今回は、我が家の赤ちゃんが蒙古斑の1回目のレーザー治療を受けたので、実際の流れや感じたこと、赤ちゃんの反応、治療後のケアまでまとめてみました。
「蒙古斑のレーザーって痛い?」「赤ちゃんが泣いちゃうんじゃ…」「麻酔って必要?」そんな不安を持つパパママに、少しでも参考になると嬉しいです。
治療の説明はこちら
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【体験談あり】赤ちゃんのお尻以外の蒙古斑、将来消える?レーザー治療の説明を受けてきました
2025/6/29
赤ちゃんの肌って、ふわふわで柔らかくて、本当に宝物のようですよね。 でも、そんな赤ちゃんの肌に、気になる「あざ」があると、親としてはどうしても心配になってしまいます。我が家のベビーも、生まれたときから ...
なぜ麻酔なしで治療したの?
蒙古斑のレーザー治療では、通常麻酔テープを使います。治療する1時間前に貼って、皮膚に麻酔を効かせてから施術するのが基本。
ただ今回は、
- 麻酔の効き目が出るまで1時間も病院で待つ必要がある
- 小さな子は、麻酔が効く前から不安で泣き出すことが多く、痛みより不安が勝つ
- 先生から「痛みはゴムでパチンと弾かれる程度」と説明があった
この3点から、夫婦で話し合い、麻酔なしで治療に挑むことを決めました。
診察室の様子と赤ちゃんの反応
診察室に入ると、先生と看護師さんがスタンバイ。
最初は私が赤ちゃんを抱っこしていましたが、慣れない場所の空気感を察したのか、赤ちゃんはすぐに泣き始めました。
レーザーを使うため、赤ちゃんには専用のゴーグルを装着。ここからは親は同席できないため、診察室の外で待機します。
中からは、泣き声がずっと響いていました。おそらく、施術するため赤ちゃんを看護師さんたちがしっかり固定しているのがわかりました。人見知りも始まっていたこともあり、赤ちゃんの「ギャン泣き」に心がギュッとなります。
レーザーの音はどんな感じ?
治療中、診察室の外で待っていると、「パチン、パチン」とまるで爪を切るような軽い音が聞こえてきました。
これがレーザー照射の音だとすぐに分かりましたが、思っていたよりも機械的な音というよりは控えめな印象。
この音が聞こえてくるまでの間、ずっと泣いていましたが、レーザーを打っている間も当然泣いています。ですが、振り返ると、圧倒的にレーザーを打つまでのあの時間の方が泣いている時間は長かったので、麻酔しないほうがこの子の心理的な負担は少ないな、と改めて思いました。
治療直後の赤ちゃんとママの気持ち
数分後、治療を終えた赤ちゃんと再会。
私が診察室に入ると、そこには鼻水を垂らしてギャン泣きしている我が子の姿が…。でも、その泣き顔もなんだか誇らしく感じてしまいます。
「よくがんばったね、偉かったね」と声をかけると、「うわ〜ん、うわ〜ん」と何度も言い返してくるような声。きっと文句を言ってるんだろうな、と笑ってしまいました。
Mongolian spot(蒙古斑)のレーザー治療|照射後の赤みとケア方法
照射した部位は内出血のように赤くなっていて、少し腫れているように見えました。これは正常な反応とのこと。
照射部位をとにかく、
擦らない・日焼けしないを徹底する
治療を開始する前に、この夏は水遊びをする予定はあるかを聞かれました。おそらく日焼けを気にしてのことだと思います。もし、これから治療を考えている方は夏を避けて紫外線の少ない秋・冬頃から行うのがいいかと思います。
今回、私たちは水遊びをする予定がない+屋内で遊ぶと決めていたので、夏から開始しました。
患部を濡らす | 洗う | 浴槽に浸かる | ガーゼ交換・塗り薬 | |
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治療当日 | × | 避ける | × | 不要 |
2〜4日目 | △ | 避ける | 腕をあげて入る | 必要 |
5日目以降 | カットバンの上から水がかかる◯ | カットバンの上から水がかかる◯ | 腕をあげて入る | 必要 |
治療当日
患部は濡らさない
カットバン(ガーゼ)交換は不要。ただし、濡れた場合は交換が必要
2〜4日目
カットバンを貼ったまま、患部を避けて洗顔・洗髪・シャワー浴を
入浴後のカットバンは交換
カットバンの中央の白いガーゼ部分に薬を絞り出し、その部分が患部に当たるようにする

薬はリンデロンVG軟膏(ステロイド+抗菌薬)を使用したよ
5日目以降
洗顔・洗髪・シャワーはカットバンを貼ったまま行う
カットバンの上に水やぬるま湯がかかってもいい
長時間お湯をかけ流したり、熱いお湯をかけることはしない
患部以外の石鹸やシャンプーを完全にすすいだ後、カットバンをそっと外す
患部にぬるいお湯か水をかけてすすぐ(勢いのあるシャワーをかけるのはダメ)
綺麗なガーゼまたはティッシュで水気を吸い取る(※擦らない)
カットバンの中央の白いガーゼ部分に薬を絞り出し、その部分が患部に当たるようにする

この時はゲンタマイシン軟膏(抗菌薬)を塗ったよ
病院で処方してもらったから安心🎵
いつまでこの処置を続けるかは次回診察(2週間後)に説明があります。
水ぶくれ・皮が剥がれる・ジクジクする・テープを貼ると真っ赤になるなど、予想外の反応が起きた時は病院に連絡するように伝えられました。
これからについて
治療を頑張った赤ちゃんにまずはえらいねー、頑張ったねー、と褒めてあげたい、そんな気持ちでいっぱいです。
今回は長時間慣れていない場所にいる負担を考えて、麻酔をしない選択をしましたが、人見知りが落ち着いて、意思疎通ができるようになってきたら、麻酔テープで痛みを取ってあげたいと思いました。
1回目の治療が終わり、2週間後に患部をみせに行きます。今のところは内出血したような部分も落ち着き、うっすら茶色く色素沈着しています。赤ちゃん本人も特に問題なく、元気に過ごしているので、これからどんな感じで薄くなっていくのか楽しみです。
続きの記事では、再診の様子や、使用したアイテムのレビューもしていく予定です。気になる方はぜひブックマークしてね!